体重での分類は定義されていない

純粋犬種の犬籍登録、有能・優良犬の普及、畜犬の飼育の指導奨励、動物愛護精神の高揚のために活動している国際的愛犬団体の一般社団法人ジャパンケネルクラブ（JKC）では、小型犬・中型犬・大型犬のような定義はされていません。また、日本の犬種団体である公益社団法人日本犬保存会や公益社団法人日本愛玩動物協会でも体重での分類は行われていません。

例えば柴犬の場合、一般的に中型犬と認識する方が多い印象ですが、日本犬標準（スタンダード）を決めている公益社団法人日本犬保存会では小型に分類されています。

一般的な体重別の分類

公式的に体重でのサイズ分類はされていませんが、一般的には以下のように区別していることが多いです。

• 超小型犬：5kg未満
• 小型犬：5kg以上10kg未満
• 中型犬：10kg以上25kg未満
• 大型犬：25kg以上40kg未満
• 超大型犬：40kg以上

ただし公式ではないため、ペットサロンやペットホテルなどサイズによって料金が変動するサービスを利用する際は、店舗ごとの決まりに従う必要があることを理解しておきましょう。

一般的な体高別の分類

体重以外にも体高でサイズが分類される場合もあります。体高とは犬が立った状態で、地面から背中までの高さです。 一般的な目安は、以下のとおりです。

• 小型犬：40cm未満
• 中型犬：40cm以上60cm未満
• 大型犬：60cm以上

ペットサロンやドッグランで、体高によって料金が決められている場合もあるため、事前に確認するのがおすすめです。

グループ別の分類

JKCでは、生存目的や形態・用途によって10のグループに分類しています。

• 1G：牧羊犬・牧畜犬（家畜の群れを誘導・保護する犬）
• 2G：使役犬（番犬、警護、作業をする犬）
• 3G：テリア（穴の中に住むキツネなど小型獣用の猟犬）
• 4G：ダックスフンド（地面の穴に住むアナグマや兎用の猟犬）
• 5G：原始的な犬・スピッツ（日本犬を含む、スピッツ系の犬）
• 6G：嗅覚ハウンド（大きな吠え声と優れた嗅覚で獲物を追う獣猟犬）
• 7G：ポインター・セター（獲物を探し出し、その位置を静かに示す猟犬）
• 8G：7グループ以外の鳥猟犬
• 9G：愛玩犬（家庭犬、伴侶や愛玩目的の犬）
• 10G：視覚ハウンド（優れた視力と走力で獲物を追跡・保護する犬）

愛犬が、もともとどのようなジャンルの犬なのかを知っておくと面白いでしょう。

サイズ別の人気の犬種について

以下がサイズ別の人気の犬種です。

• 小型犬：柴犬、トイ・プードル、チワワ、ミニチュア・ダックスフント
• 中型犬：ウェルシュ・コーギー・ペンブローク、ブルドッグ、スタンダードシュナウザー、ボーダー・コリー
• 大型犬：シベリアン・ハスキー、ゴールデン・レトリーバー、ダルメシアン、ボルゾイ

Helen'sでは、体格や用途に応じたサイズのキャリークッションベッドを数多く取り揃えています。縁有り（S・M・L）はもちろん、縁無し（S・M・L）も販売しています。飼い主様のご要望に合わせて、適切なサイズをご提案させていただくことも可能です。犬用キャリークッションベッドをお探しでしたら、お気軽にお問い合わせください。